重曹ホワイトニングはしてはダメ?知らないと怖い落とし穴

重層ホワイトニングには、アルカリ性の成分によってタンパク質を加水分解するクリーニング効果があり、洗浄力は市販の歯磨き粉以上です。ただし、洗浄効果が強い一方で歯のエナメル質を再生させる成分がなく、刺激とアルカリ性が強すぎるため、歯科ホワイトニングや自宅ホワイトニング用品では使われない、危険性が高い方法です。

重曹ホワイトニングの効果

重曹ホワイトニングが注目されていて、多くのメディアや医療機関が効果の検証をしています。
重曹は汚れや色素を分解洗浄することに高い効果があり、天然由来の成分なので少量であれば口腔内に入れても健康被害はありません。
実際に汚れを分解洗浄する効果は大きいですが、歯をケアする成分がないので重曹単体で自宅ホワイトニングをすると様々な弊害が発生します。
当サイトでは、重曹ホワイトニングの効果を認めているものの、絶対にやってはいけない間違った自宅ホワイトニング手法だと捉えています。

 

重曹の洗浄効果

ホワイトニングにも利用される重曹

重曹には歯科クリニックが行うホワイトニングのような漂白効果はなく、クリーニングによって表面に付着した色素と汚れを落とす仕組みです。
重曹はアルカリ性なのでタンパク質を加水分解効果があります。
ここまでは歯磨き粉タイプの自宅ホワイトニングと共通点が多く、本来以上の白さを与えることはないですが、色素が付いた歯を綺麗にして状態を改善させることができます。
重曹は水回りの頑固な汚れの掃除で使われることも多く、市販の歯磨き粉に比べてアルカリ性と洗浄力が強力です。
汚れと色素を洗浄することに関して言えば、自宅ホワイトニングで使う歯磨き粉やLEDよりも高い効果を得られます。
洗浄効果自体は非常に高いので、ビフォーアフターの写真を添えて大きな効果を実感できた喜びの声がネット上やSNSで見られます。

 

重曹ホワイトニングの落とし穴

重曹ホワイトニングには以下のデメリットがあります。

 

  1. 洗浄成分が強力で歯を必要以上に研磨してしまう
  2. 刺激成分が強く口腔トラブルに発展するリスクがある
  3. アルカリ性が強いため、歯石がつきやすくなる

 

重曹ホワイトニングの落とし穴に頭を抱える女性

仮に重曹がホワイトニングに効果的であれば、歯科医や市販のホワイトニング剤で重曹の成分を応用した製品が多数流通しているはずです。
高い洗浄成分がある中で重層に関連したホワイトニング製品が出回っていないのは、強力過ぎて悪い影響を与える要素が高いからです。
歯のクリーニング効果がある成分は他にも多数あり、表面の研磨とクリーニングだけが歯を白くする方法ではありません。
重曹は洗浄効果以上に、過剰な研磨と刺激、アルカリ性による副作用リスクが大きいので、一時的に歯を白くすることはできても、総合的に見るとエナメル質を削りすぎたり汚れと色素を弾くコーティング効果を失うなどの副作用リスクが高いです。
少量をお試し利用して、洗浄効果と口腔内で実感する悪影響がないのを確認できても、使い続けるのは危険です。
1回だけであればやる価値があると思うかもしれないですが、人によっては1回で削りすぎたり口腔内のトラブルが起こってしまいます。

 

重層ホワイトニングで高い効果を得られた人がいるのは事実ですが、おすすめできる方法ではなく、長期的な効果とリスクを考えれば1回の単発利用であってもおすすめはできません
一時的に歯を白くできても、コーティング効果を失ったりアルカリ性の影響によって、その後は色素沈着がしやすい状況に陥ってしまいます。

 

また重曹だけではなく、研磨剤が入った歯磨き粉の使いすぎによっても悪影響が出てしまうことがあります。

研磨剤入り歯磨き粉の注意点

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